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心臓病と運動

心臓病とは

心臓病と言っても色々ありますが、中でも虚血性心疾患と呼ばれる疾患が多数を占め、その中に狭心症と心筋梗塞があります。

この虚血性心疾患は動脈硬化に起因しており、動脈硬化は加齢・高血圧・高脂血症・肥満・飲酒・喫煙・ストレス・遺伝が誘因となって起こります。動脈硬化は老化現象の一つですが、食事に気を付け、適度な運動を行うことで予防・改善ができます。

運動の効果

では運動が具体的にどのような効果をもたらすのでしょうか?

高血圧適度な運動をすることで血管を収縮させて血圧をあげるホルモンが減少し、血管を拡張させる物質が増えて血圧が安定してきます。

高脂血症通常の生活では増えにくい善玉コレステロールが増え、悪玉コレステロール下がります。

2型糖尿病、肥満低下しているインスリンの感受性を改善し、血糖値が下がります。

ストレス精神的なストレスは心筋梗塞などの発症に深く関係しています。運動で気分転換してストレス解消することはとても効果があります。

心臓に「いい運動」と「悪い運動」

一昔前までは、「心臓病があったら運動は厳禁、安静に過ごさなければ」というのが一般的でした。

しかし、先にも述べたように、運動をすることで、心臓にいい様々な効果があることがわかっています。だから言って、むやみに運動をして、負荷の強すぎる運動を続ければ心臓にかえって悪影響となるので、それぞれの病状にあった適度な運動を行うことが重要です。まずは主治医に相談し、運動が可能であれば運動負荷試験(CPX検査)を受け、運動処方をしてもらいましょう。

心臓リハビリテーション 

よくある質問「自分でする運動と、心臓リハビリテーションではどう違いますか?」「心臓病の人が運動しても大丈夫なんですか?」

      

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