消化器内科|尼崎市の南川クリニック内科 胃炎 ピロリ菌除菌

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消化器内科について

腹痛や嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状の際に、お気軽にご相談いただける診療科です。 主に胃や食道、腸などの消化管、およびそれに連なる胆のう、膵臓など、広く消化器領域の病気の診断と治療を行っています。
消化器内科の病気だと思っていない方でも、体調が悪いと思って内科を受診される方の中には、自覚は無いものの、消化器の病気であることが少なくありません。

消化器内科の主な対象疾患

逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ヘリコバクター・ピロリ菌感染症*、胃ポリープ、胃がん、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸がん、過敏性腸症候群、慢性便秘症、感染性胃腸炎、機能性消化管障害、胆のう炎、膵炎 など

ピロリ菌の除菌治療を行っています

当院では、胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因の一つと考えられているヘリコバクター・ピロリ菌の検査と治療を行っています。

ピロリ菌は、胃の粘膜に生息しているらせん形をした細菌で、主に胃や十二指腸の病気の原因になります。
胃の中は強い酸性で保たれているため、生物は住みつくことができないと考えられていましたが、1980年代に胃粘膜の中に生息する「ピロリ菌」の存在が明らかとなり、この菌によって胃炎や胃潰瘍などが引き起こされていることが判明しました。また、ピロリ菌に感染すると慢性胃炎の進行により胃がんのリスクが高まるとも言われています。ピロリ菌を除菌すると、新しい胃がんが発生する確率を減らしたり、ピロリ菌が原因で起こる消化器系の病気を改善したり、予防ができる場合がありますので、除菌療法がお勧めです。



ピロリ菌の検査には、内視鏡で採取した胃の組織を用いて調べる方法と内視鏡を用いない抗体の血液検査、尿素呼気試験、便中抗原測定などがあります。検査によりピロリ菌が確認された方は、抗生剤でピロリ菌の除菌治療を行います。除菌により潰瘍などの再発を予防できます。



ピロリ菌の除菌治療


<除菌判定>
除菌薬を服用した後、4週間後(あるいはそれ以降)に除菌判定をします。

消化器の代表的な疾患

急性胃炎

急性胃炎とは、胃粘膜に急性の炎症を起こした状態です。胃部不快感などを伴います。


原因としては、消炎鎮痛剤などの服薬や飲酒、ストレスなどが考えられます。原因がはっきりしている場合は、その原因を取り除き、その後は症状に合わせた薬を服用します。

慢性胃炎

食べ物などの刺激により慢性的な炎症が起こり、胃粘膜が減ってしまう状態を萎縮(萎縮性胃炎)と言います。また粘膜の傷が修復される過程で、胃粘膜が腸粘膜に似たものに置き換わってしまうことがあり、これを腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)と言います。このような胃粘膜の萎縮と腸上皮化生が慢性胃炎の本態です。


近年では、こうした胃粘膜の萎縮と腸上皮化生の発現に、ピロリ菌が大きく関与していることがわかってきました。ピロリ菌が胃粘膜に存在することで、萎縮・腸上皮化生はさらに進行していきます。これら萎縮・腸上皮化生・ピロリ菌感染の3因子が複雑に絡み合って形作られるのが慢性胃炎です。
胃・十二指腸潰瘍

ヘリコバクター・ピロリ菌、非ステロイド性抗炎症薬、胃酸などによって、胃や十二指腸の粘膜が傷つけられ、えぐられたようになる疾患です。患者さんは、胃の痛みや不快感を訴えます。大抵は、薬の服用などで治すことができますので、しっかりと治療することが大切です。また主たる原因は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染と考えられており、検査をしてピロリ菌陽性であれば、除菌をします。

胃がん

胃がんは、胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞になる疾患で、日本人が最もかかりやすいがんの一つです。早期がんは、それ自体による症状は無いため、多くは健診や人間ドックを受けた際に発見されます。毎年定期的に検診を受けることが、胃がんの早期発見のために最も重要なことです。早期胃がんの予後はとても良く、完全にがんを切除できた場合、治癒率は9割を超えます。またヘリコバクター・ピロリ菌は、胃がん発生の原因になることも判明しており、ピロリ菌が存在する場合は、胃がんリスクを
減らすために、ピロリ菌の除菌が検討されます。

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎とは、ウイルスや細菌などが感染して発症する胃腸炎のことで、下痢、嘔吐、悪心、腹痛、発熱などの諸症状を起こします。脱水には要注意です。ウイルスを原因とする感染性胃腸炎に対する特別な治療法は無く、症状を軽くする対症療法が行われます。細菌が原因の場合、多くは抗菌薬が有効です。ほとんどは、3~5日で症状が治まってきます。

過敏性腸症候群(IBS)

主にストレスから、腸が慢性的な機能異常を起こしている状態で、炎症や潰瘍などの器質的な病変を伴わない疾患です。下痢や便秘、腹痛、下腹部の張りなどの症状が起こります。原因は、不安・緊張などのストレス、疲労、暴飲暴食、アルコールの過剰摂取、不規則な生活習慣などです。治療は、食事療法や運動療法をはじめとする生活改善から始めますが、それでも十分な効果が得られない場合は、薬物療法が行われます。

大腸がん

大腸がんは、大きく分けて結腸がんと直腸がんの二種類があります。 盲腸からS状結腸までにできるがんを結腸がんと呼び、直腸から肛門までにできるがんを直腸がんと呼びます。両方を合わせて大腸がんと呼びます。どちらも腸の粘膜から発生する悪性の腫瘍です。また大腸がんには隆起型と陥没型とがあり、通常、前者はゆっくりと進行するのに対し、後者は腸壁内層に食い込んでいくタイプで、極めて早く進行します。大腸がんのリスクが高くなる年齢は、50代からで、60代から70代でピークになります。
しかし、他のがんと同様に大腸がんについても若年化が進んでおり、若いからといって油断はできません。年代に関係無く、定期検診を受けることが大切です。

急性胆のう炎

急性胆のう炎は、胆のうに炎症をきたす疾患です。症状としては、右腹部痛、圧痛、発熱があります。胆のう結石を持っている人に発症が多いと言われます。十分な補液、鎮痛剤、抗菌薬の投与を行います。手術が必要なケースもあります。

急性膵炎

急性膵炎では上腹部の急性腹痛発作や背中の痛みが現れ、吐き気や嘔吐、発熱を伴うこともあり、重症例では呼吸困難、意識障害もみられます。 診断は症状と検査所見から行われ、

1. 上腹部に急性腹痛発作と圧痛がある
2. 血中、尿中あるいは腹水中に膵酵素の上昇がみられる
3. 画像で膵臓に急性膵炎に伴う異常が認められる


の3項目中2項目を満たし、他の膵疾患および急性腹症を除外した場合に急性膵炎と診断されます。
軽症や中等症の急性膵炎の多くは内科的治療で治癒しますが、重症急性膵炎では死亡率が20~30%と高く、専門医療機関で治療する必要があります。